ホーム | 蓄電システム・非常用電源 | DC-ACインバーターの選び方
当ページでは、バッテリーの電気(直流:12V/24V)を商用電源と同じ交流電圧(100V)に変換するためのDC−ACインバーター(通称インバーター)の選び方について解説して参ります。
【蓄電システム.com】Webサイトは、家庭用の蓄電システム(非常用電源システム)や太陽光発電システムの開発・販売会社となりますで、主にこれら用途に沿った内容で説明申し上げます。
ここでは、家庭用または個人ユースとなるインバーターの種類を説明いたします。
市販されているインバーターには、分類すると以下のような用途で設計・販売されています。
※上記違いについては「正弦波と擬似正弦波の違いについて」を参照ください。
インバーターは、以上のような分類で製品化されていることをまずはご理解ください。
当サイトでは、ソーラー発電システム、蓄電システムでご利用いただくインバーターには、正弦波をお勧めしています。
擬似正弦波インバーターでは、動かない電気機器があるほか、連続起動に向きません。また、ファンの回転音が想像以上にうるさく、室内での使用に支障があります。
中国製の格安正弦波インバーターも数多く販売しておりますので、是非正弦波インバーターをご選択ください。
インバーターに関しては、お客様から、よくファンの回転音についてのお声をいただきます。
冷却ファンの回転音は、インバーターの宿命とも言えます。特に中国製正弦波インバーターは、容量に余裕のあるものをお選びください。また、医療機器に使用する場合は、DENRYO製インバーターをお選びください。
「最大瞬間出力」「サージ電力」などといいますが、インバーターを選ぶ際にこれら数値の重要な意味は、一部のモーター駆動系の家電製品(掃除機、洗濯機、乾燥機)や高電圧で着火をさせる必要のある家電機器(石油ファンヒーター、一部の給湯器)また電動工具など、「突入電流」と呼ばれる初動時に瞬間的に大きな電力を必要とする機器類の存在があるからです。
とても身近なところでは、一部のリモコン付き液晶テレビでは、リモコンから操作する際に突入電流を考慮しなければならないものもあります。(120W出力のインバーターで、テレビは定格消費電力40Wなのにリモコン操作では「スイッチON」となりません。約5倍の200Wのサージ電力が必要だからです)
いずれにしましても、このサージ電力に関しましては、機器類の取扱説明書に明記されているはずですので、きちんと下調べをしてからインバーターの選定をお願いいたします。
概ねご理解いただいたように、つまりインバーター選びの要諦は、使用機器に応じた定格出力とサージ電力、出力波形を考慮することが基本であるということにほかなりません。
正弦波タイプの大出力のインバーターが1台あれば、それはそれでいいのでしょうが、賢くインバーターを活用されている方々は、用途に応じた複数のインバーターをお持ちのようです。
この項を担当して書いている筆者は、正弦波3,000Wから150Wクラスまで、家中に合計6台のインバーターを置いています。
以上ですが、それでもわからないことだらけのインバーター選びだと思います。
どんなことでも結構ですので、インバーター選びに困ったら、いつでもお気軽にご相談ください。1日以内(土日祝は休業)に必ずご返事いたします。