ホーム | 蓄電システム・非常用電源 | バッテリー充電器の選び方
当ページでは、蓄電システム・非常用電源システムで使用するバッテリー充電器の選び方について解説いたします。
ソーラーパネルを使った太陽光発電システムにおいても、日照不足やバッテリーが自然放電などで完全放電してしまった場合、チャージコントローラーによっては、一定レベルの電圧まで上げないと(放電深度が深くバッテリー電圧が10.5Vを下回るようなケース)充電を開始しないこともあります。
ここでは主に、バッテリー充電器の充電方式や、充電対象となるバッテリーの種類、容量に対する適切な充電器の選び方について説明いたします。
バッテリー充電器には、大きく分けて以下のような充電方式を持つものがあります。
また、蓄電システム・非常用電源システムで使用する「ディープサイクルバッテリー」の種類によっては、それぞれ特別な電極や電解液を使用しておりますので、必ずしも以下充電方式が適合するわけではありませんのでご注意ください。
※【蓄電システム.com】にてセット販売されている各シリーズは、すべて適合検証済みとなっております。
主に、リチウムイオンバッテリーに適合した充電方式です。
微弱な電流から定電流、不定電圧の制御を経て満充電まで行います。一部のドライバッテリーやカルシウムバッテリーには適合するものもあります。
主に、ここで解説しているディープサイクルバッテリー(サイクル用バッテリー)に適合した充電方式です。ソーラーチャージコントローラーも同様な制御方式にて充電を行っております。(バルク充電→吸収充電→フロート充電、またはトリクル充電:3段階制御の場合)
バッテリー充電器を選ぶときには、これまで説明した充電方式のほかに、バッテリー容量に対する充電電流値(A:アンペア)をきちんと守る必要があります。
バッテリー容量に対する充電電流値は、以下のとおりです。(バッテリー容量の1/10程度)
20Ahバッテリー | 1A〜3A程度まで(バルク時) |
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50Ahバッテリー | 4A〜7A程度まで (同) |
100Ahバッテリー | 8A〜15A程度まで(同) |
先に説明申し上げたとおり、バッテリー充電器に関しましては、その構造(開放型・密閉型)、電極の種類、電解液の性質などにより、製造メーカーごとに特別な充電方式を推奨しております。
充電器の選定につきましては、必ずバッテリーメーカーに問い合わせをして、適合した充電方式により行ってください。メーカーによっては専用の充電器を販売しているものもありますので、各メーカーにお問合せください。